起業前にすべき準備とは？
起業をもてはやす世の中ですし、
私自身も独立自営の方が人生は充実すると思ってますが
誰もがそうかというと
絶対にそんな事はないですからね。
性格の違いってのは、絶対にあります。
起業家として成功するのは
気の小ささと気の強さを併せ持つ方です。
臆病と思えるほど用心深く、なおかつ
将来に怯えずやるべき事をコツコツやれる強さ。
その両方が必要だと思います。
じゃあ、それはどうやって身につけたらいいのか。
気の小ささを身につける秘訣は
常に最悪の事を想像する事、ですね。
勇敢と蛮勇は違うように、
前向きと無防備は違います。
未来に対して明るいイメージを持つことは重要ですし
それが出来ないと起業しても辛いだけですが
明るいイメージを盲信して何も準備しないのはダメですよね。
常に最悪の事態を想像し、リスクを計る。
そうする事で、
対策も練れますし
必要な情報も目に入るようになります。
例えば、
アマゾンが倒産して入金予定額を全部没収されたら？
ブックオフが店舗運営をやめてネット販売のみになったら？
インフォトップが営業をやめたら？
某国みたいに情報規制される国になったら？
超インフレがおきて、紙幣価値が100分の1になったら？
みたいな。
最悪レベルの損害を想像するんですよ。
自分が想像できる限界レベルまで考える。
ありえない事も考える。
ただ、
地球滅亡とかは行き過ぎですけどね。
第三次世界大戦とか。
そういうレベルでは、考えるだけムダです。
自分で変えられるレベルでの限界まで考えるんですよ。
自己責任の範囲で
最大レベルまで損害を考えてみる。
そうすれば、おのずと用心深くなりますし
慎重にリスクを計れるようになります。
リスクが計れるようになると
そのリスクをとれるのかどうかが明確になるので
勢いだけで展開する事もなくなります。
気を小さく持つ、というと
小さい人間だと勘違いされそうですが、
そうではありません。
むしろ、それを自分で認識して備えているあたりに
人間としての懐の深さを感じます。
ま、このご時世ですからね。
常に最悪の事を想像して備えておく事は
自分の身を守るうえでは非常に重要なのです。
じゃあ、気の強さを持つ為にはどうしたらいいか。
それは、自信を持つ事、ですね。
じゃあ、自信を持つ為にはどうしたらいいか。
それは、会社員時代のランディングが重要になります。
会社員のうちに副業としてベースを作っておくのです。
失敗する起業は、それが出来ていません。
自分の時間を最大限事業にぶち込めば成功するはずだ！
それで起業するから失敗するんです。
会社員のうちに、安定収入があるうちに、
きちんと根拠ある数字を出してから起業するんですよ。
別に、生活出来るレベルまで待たなくてもいいんですよ。
例えば、副業として週末の2日だけビジネスをしている。
そのビジネスで毎月10万円の利益を安定的に出せるようになった。
であれば、週5日そのビジネスに集中できれば
毎月25万円は安定的に稼げるのではないか。
そうすれば、毎月の生活費20万円を上回る事が出来る。
みたいな考えですね。
捕らぬ狸の皮算用、ではありますが
ある程度の根拠はありますよね。
その根拠が自信に繋がり、
自分の手を止めない源泉になるのです。
ポイントとしては
皮算用にも余裕を持たせる事ですね。
最初から週7日労働で、とか
毎月の支出ギリの収入で、とかのレベルで起業しちゃうと
たぶん失敗します。
自分の目論見通りに行くとは限りませんからね。
ある程度余裕を持たせておけば
その余裕をぶち込む事も出来るじゃないですか。
それがさらなる精神的余裕になるんですね。
だから、ギリじゃダメ。
自分の成果は低く見積もり、
最低ラインは高く見積もるのです。
そうすれば、いざ起業したときに
非常に楽なビジネス展開ができます。
会社員としてお給料を頂いている間に
自分に合ったビジネスを探して、利益のベースを作る。
で、副業として軌道に乗ってきたら
独立してもイケるかどうかを数字的に見てみる。
つまり、根拠を持つ。
それが自信に繋がります。
ま、独立する為には上手に会社を使いましょう、と。
そういう事ですね。
嫌だから辞める。
夢を追いかける為に辞める。
それも一つのゴールであり、人生だと思いますが
私としては起業するなら準備もちゃんとしようぜ、と思います。
