同じものしか売れないのはキツイ。
我らがアマゾンさんが
一般書店からボコボコにされてます・・・。
ボコボコというか、
村八分ってやつですかね。
刊行から一定期間を過ぎた本を
値引き販売している件で
まぁ業界からブーブー言われてます。
アマゾンのその戦略に乗る出版社さんの本は
うちの店には置かないよ!
みたいな感じで
書店さんが出版社さんに圧力をかけてますね。
ただ、今回の値引きは
アマゾン主導というよりも
筑摩書房さんのキャンペーンに
アマゾンさんが乗っかった、という感じですが。
6月にアマゾン主導で本の値引きをした時は
それに参加した出版社さんが大手書店さんから
強烈なクレームがあったようで
出版社さんは大変な苦労をされた苦い経験があります。
では何でこんな事になるのか、というと
本の流通ってのは非常に特殊でして
出版社と作家と書店が
持ちつ持たれつの関係なんですよ。
普通に商売をしている我々からみたら
は?何それ??
みたいな事が沢山あります。
新品の本は売り値が決まっている、とか
書店さんは委託販売しているだけ、とか
売掛金の回収を別の本の納品でまかなう、とか
まぁ変なルールがたくさんあり、
それぞれが別会社ではありますが
おおきな括りでは一つのコミュニティであり、
一つの会社とも言えるのです。
ですので、そのビジネス構造を変えないと
たぶん何をやってもダメだと思いますよね。
出版業界は。
ま、それはともかく。
何で値下げに猛反対するのか?
それは、価格でしか競争出来ないから、です。
本はどこで買っても同じじゃないですか。
Amazonで買おうと
紀伊国屋で買おうと
同じ内容ですよね。
だからこそ同じ販売価格で守られているわけです。
条件を同じにしないと
競争すら出来ない!という考え方ですね。
ですが、リアル書店とネット書店とでは
明らかにネットの方が便利でしょ。
そのうえ価格まで下げられたら・・・
という恐怖心から、大ブーイングが発生するのです。
持ちつ持たれつの関係で利益を確保している以上、
その中で村八分になると
もはや破滅は避けられません。
だから、出版社は値下げという船に乗れないのです。
乗れば黒字になるのにね。
だからAmazonは黒船と呼ばれるのですよ。
ま、出版業界の事はともかく、ですね。
我々がこの事例から学ぶべき事は
コモデティ商品だけを売っていたら未来はない、という事ですね。
どこで買っても内容が同じ、という商品は
結局最終的には値下げになります。
もちろん、付加価値をつける事で
有利な条件での販売は可能ですが
それにしたって先が見えているわけですよ。
アマゾンで3000円で売っている商品を
紀伊国屋で6000円で買う可能性ってありますか。
ほとんど無いですよね。
逆ならあるけどね。
なぜ逆ならあるのかというと
自分の行動範囲内に書店が全くない場合は
手に入れる事自体が付加価値になるので
届けてくれるネット販売は高くても売れます。
ですが、リアル書店がネット書店よりも高く売るのは至難の業です。
だからせどりをやろう!ではないですよ。
我々は独自商品を売るべきなんですよ。
もちろんせどりはやった方が良いと思いますが、
それだけではなく
あなた独自の商品を売る事も考えた方がいいです。
絶対に良いです。
だって、あなたしか売っている人がいなければ
あなたからしか買えないわけですよ。
価格なんてつけ放題です。
利益も自分が好きなだけ取れます。
独自商品を売る為には
自分で独自商品を作れないとダメですが、
デジタルコンテンツであれば
誰でも作れますからね。
コンテンツ作成は
一人ビジネスと非常に相性が良いのです。
自分だけが売っている商品であれば
自分が欲しい利益を乗せて売れますし
利益率が高い商売が出来れば
お客様の数は少なくても十分稼げます。
ですので、一人ビジネスで稼ぐには
独自商品があったほうが良いのです。
だからこそ・・・という事ですね。
また、独自商品を作る、という視点だけではなく
いかにして独占販売をするか、という視点も重要です。
物販においても
独占販売を意識して戦略を練れば
いくらでも自分一人で売り続ける事が出来ます。
要は、そういう視点を持っているかどうか、ですからね。
じゃあどうやったらその視点が持てるのか、というと
最近ではこの本がおススメです。
自分のマーケットを作る、という視点が学べるので
インフォビジネスだけではなく
物販でも活かせると思いますよ。