30代を応援する、群馬の独立系FPです。

セブンイレブンのドミナント戦略の影

03011

渡る世間は鬼ばかり・・・。

 

ていうか、ビジネスは戦争ですね。

 

セブンイレブンジャパンの
ドミナント戦略についての記事を読み、
某ファストフード時代を思い出しました。

 

ドミナントってのは
ひとつの地域に集中的に出店する方法で
店舗間の距離を縮めて商圏内のお客様を無駄なく取り、
なおかつ配送コストも下げよう、
的な考えの戦略です。

 

ついでに同業者も全て駆逐しよう、みたいな。

 

これ、全てを直営店でやればいいんですが
フランチャイズと直営でやると
フランチャイズオーナーは死亡するんですよ。

 

商圏内の店舗が集中すると
1店あたりの売上は当然さがりますよね。

 

全体では上がるかもしれないけど
各店は普通に下がる訳ですよ。

 

となると、フランチャイズオーナーは
全く迷惑な話なわけです。

 

今の某ファストフードみたいに
商圏全てをカバーするメガオーナーが中心なら
この戦略もわからんでもないのですが

単店オーナーがこれをやられると
もはや辞めるしかありません。

 

で、こういう記事を読むと
フランチャイズのオーナーは
経営者ではなく会社員なんだなぁと思います。

 

いや、もちろん、経営者ですよ。

 

オーナーは。

 

でも、本部に命を握られている、という点では
会社員と変わらない気がします。

 

だって、自分が頑張って作った売れる商圏を
本部に持っていかれちゃうわけですし
結局本部には勝てないわけですからね。

 

資金力もブランド力も発言力も。

 

そう考えると
ヘタを打ったら責任は取らされるわりに
オイシイ部分を全て食べる事が出来ない、
となりますよね。

 

こりゃ、会社員よりキツイんじゃないの・・・。

 

ただ、私から見たら
世の中そんなもんでしょ、と思います。

 

フランチャイズがバカ売れしたら
その近隣に直営が出店する。

 

フランチャイズオーナーに辞めてほしいと思えば
その近隣に直営が出店する。

 

それは本社の考えとしては、当然です。

 

人間的、道徳的にはダメでしょう。

 

地獄に落ちますよ、こういう人間は。

 

でも、ビジネスは戦争ですからね。

 

本社が伸びて行く為には
鬼にも悪魔にもなるでしょうし

フランチャイズオーナーがその足かせになるなら
排除する方向に動くのは当然です。

 

だからこそ、
本社に嫌われないように
本社の意向にそった運営をする必要があり、
本社に失いたくないオーナー、と思ってもらうべきです。

 

つまり、経営者というよりは会社員である、と。

 

そう思います。

 

ま、看板やシステムを借りている
フランチャイズってのは
完全歩合のサラリーマンみたいなもんですよね、と。

 

でも、そんなもんですよ。

 

ここで大事なのは
その事実を受け止め、対策を練る事です。

 

本社は自分の味方だ、とか
自分を裏切る事なんてありえない、とか

そう思う方が間違いです。

 

実際、他人だし他社なんだから
いつ寝首をかかれてもおかしくない。

 

その事実を受け入れて
その対策を練っておく。

 

それが重要なのです。

 

ニコニコしながら定期的にくる本社の人間は
決して味方ではなく、敵の伝書鳩だという事を
忘れてはいけないのです。

 

そこに人間的な繋がりは本来ありません。

 

全部PCの連絡で済むはずです。

 

ですが、その役割を人間にさせる事で
人間的な繋がりを意識させ、
オーナーを油断させる事が出来るのです。

 

本社は自分たちの味方だ、
この人が自分を裏切るはずはない、
みたいな。

 

本社の人間なんて会社員なんだから
本部の意向で・・・と言えば
もうなんとも出来ないわけですよ。

 

にも関わらず、甘い期待を持たせるんですから
恐ろしいですねぇ。

 

ま、戦争ですからね。

 

いつでも背中から撃たれる、
という緊張感が必要ですし
その対策を練る事も必要です。

 

例えば、せどりで言えば

今日、いきなりアカウント削除されるかもしれないし
Amazonが在庫を凍結するかもしれないし
カートを取らせないようにするかもしれないし
中古販売を禁止するかもしれないし
ブックオフに同業者お断りの張り紙が貼られるかもしれないし
Amazon自体がツールの利用を禁止するかもしれないわけですよ。

 

やべ、書いてて心臓が痛くなってきた・・・。

 

ですので、いつ何が起きてもいいように

ヤフオク等の他のプラットフォームも育てておく、
YouTubeやネットショップを使い、
自分でネットで売れる力をつけておく、
ブックオフ以外の仕入先も開拓する、
ツールが無くても効率よく稼げるよう目利きを高める、

などの備えを
普段のせどりと並行してやる必要があるのです。

 

自分が今、当たり前に過ごしている環境は
いつまでも当たり前に続くわけではありません。

 

あなたのイスを
虎視眈々と狙っている奴もいます。

 

しかもそれが
あなたよりも上流の業者かもしれないのですから
ゆめゆめ油断する事なかれ、と。

 

そういう事ですね。

 

今の業務と並行して
その先の準備もしておきましょう。

 

それがあなたの身を守る方法ですからね。

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