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せどりとダフ屋はどう違う?

03061

せどりとダフ屋の違い、
あなたは言えますか。

 

チケットの転売が盛んなようで
2015年は500億円、
2019年には800億円まで増える見込みだそうで。

 

景気いいですねぇ。

 

私がせどりを始めたばかりの頃、
妻から言われたのですが

「それ、ダフ屋行為じゃない?」

というキッツイ一言があります。

 

言われた私もドキッとしたので
ちゃんと調べました。

 

で、出た結論は

「ダフ屋行為じゃない」

です。

 

ま、もともとダフ屋ってのは
チケット類を扱う人の話ですしね。

 

チケット=フダ=ダフ屋

という言葉の流れですから。

 

しかも、ダフ屋行為は
国の法律で禁止されているわけでは無く

都道府県の条例で禁止されている行為です。

 

さらに、全ての都道府県で禁止されているのではなく
一部では禁止されていない地域もあります。

 

じゃあ、何がダフ屋行為になるのか、というと

 

転売目的でチケット類を
公衆に対して発売する場所において購入すること。

公衆の場で、チケット類を他者に転売すること。

 

という2つの項目のどちらかに当てはまると
ダフ屋行為とみなされます。

 

要は、一般の店舗から転売目的でチケットを仕入れたり
会場まわりでチケットを販売したらダメよ、と。

 

じゃあ金券ショップは、ダフ屋じゃん!
と思うでしょうが、

実は古物免許を持っている場合は
古物売買としての認識が優先されるので
ダフ屋行為ではなく経済活動とみなされるのです。

 

ややこしいですねぇ。

 

要するに、ダフ屋行為ってのは
取り締まりにくいんですよ。

 

転売を取り締まろうとすると
資本主義の原則から外れちゃいますから。

 

ですので、非常に限定的な縛りを入れるしか
取り締まる事は出来ないのです。

 

チケット類である事、
あきらかな転売目的である事、
他人様に迷惑をかけている事。

 

これら3点が合わさった時に
事件としてあげられるのではないか、

 

というのが私の考えです。

 

つまり、せどりはダフ屋ではない、と。

 

ま、ダフ屋行為の禁止ってのは
暴力団の資金源を断つ、
コンサート会場周辺の迷惑行為を辞めさせる、
という事が目的ですからね。

 

迷惑行為という点では
ビーム全頭せどりは取り締まられる可能性はありますが
普通に目利きでやっている分には
問題ないでしょう。

 

ていうか、そもそもの話をすると
取り締まられるのは迷惑行為だから、です。

 

どんなせどりを展開しようとも
お店や一般客に迷惑をかけなければ
別に問題ないと言えるでしょう。

 

通報する人がいないんだから。

 

相手も人間ですからね。

 

良いお客様であれば、問題ありません。

 

もっと深く考えると
お金を頂くという事は
それだけの付加価値を提供出来ている、
という事です。

 

つまり、コンサートチケットで言えば
2015年は500億円分の付加価値を
世間に提供出来た、という事なのです。

 

これは素晴らしい事ではないですか。

 

押し売りとか後付けとかで
無理やり売った500億円なら話は別ですが
売り手と買い手が合意したうえでの500億円なら

問題どころか素晴らしい事だと思います。

 

さらに言うと、
私はダフ屋行為自体は
全然問題ではない、と考えています。

 

私も昔はビジュアル系バンドのライブとかに
よく行ってましたが
ダフ屋さんからいつも声をかけられてました。

 

もちろんお断りさせて頂いてましたが
すごく魅力的な提案をしてくるんですよ。

 

兄ちゃん、もっと前で見たくない?

 

とか言って
割安でチケット交換をしてくれるんです。

 

違法行為と知らなければ
普通に買ってましたよ。

 

だって、チケットなんて
チャンスを逃したら
二度と手に入らないじゃないですか、
その性質的に。

 

だからダフ屋ってのは

もっと前で見たい!
チケットが手に入らない!

そういうニーズを満たす、
素晴らしい商売でもあると思います。

 

迷惑行為さえしなければ、ですけどね。

 

ま、どの商売にも言える事ですが
資本主義の原則がある以上、
問題行為さえしなければ、
問題行為と他人様、世間様に認定されなければ

トラブルにはならないものです。

 

せどりで言ったら

ビームが禁止されるのではなく
迷惑行為、迷惑野郎が禁止されるのです。

 

それを勘違いしているバカ野郎が多いから
せどらー全体の世間的評価が下がる、と。

 

そういう事ですね。

 

ま、せどりはダフ屋行為ではありません。

 

安心してビジネスに励みましょう。

 

そもそも禁止されるのは
ビジネスの根本ではなく
迷惑行為そのものなのですから。

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